韓国の白内障手術を受ける場合、ソウルでの滞在は約1週間を目安に計画することをおすすめします。St. Mary’s Jin Eye Centerでは術前検査が約1時間、診察・手術説明が約1時間で、検査結果によっては同じ日に手術を受けられる場合があります。帰国できるのは早くても術後3日目の診察後で、執刀医が経過を確認し渡航可能と判断した場合に限られます。単焦点レンズの白内障手術は片眼₩1,500,000からで、すべての費用は検査後に確定します。
監修:Dr. Park JinHeung St. Mary’s Jin Eye Center 院長(眼科専門医・医学博士、ソウル聖母病院 兼任教授)· 最終更新 2026-10-09
海外にお住まいで韓国の白内障手術を検討するとき、最初に気になるのは「何日滞在すればよいか」「各日に何をするか」「費用はどう決まるか」ではないでしょうか。 この記事では当院で確定している日程と費用をもとに、その医学的な理由を米国国立眼病研究所(NEI)、米国眼科学会(AAO)、コクランレビューなどの資料に沿って説明します。
韓国で白内障手術を受けるには何日滞在すればよいですか?
ソウルでの滞在は約1週間をおすすめしています。 最も早い帰国は通常、術後3日目の診察の後で、執刀医が予定どおり回復していると確認した場合に限られます。 予定どおり帰国できるかどうかは術後の診察結果に基づいて執刀医が判断するため、事前に確約することはできません。変更できる航空券のほうが安心です。 帰国の許可が出ても回復が終わったわけではなく、帰国後も経過観察が必要です。
なぜ1週間なのでしょうか。米国眼科学会(AAO)によると、白内障手術の後に問題となるのは飛行機の気圧よりも、執刀医から遠く離れることです。 眼科医は通常、手術の翌日と5〜8日後ごろに診察します。術後早期には、まれに重い合併症が生じることがあり、この時期に見つかることが多いためです。
| ステップ | 所要時間 | 知っておきたいこと |
|---|---|---|
| 術前検査 | 約1時間 | 眼内レンズの度数を決める測定と、角膜・網膜のチェック |
| 診察・手術説明・同意 | 約1時間 | レンズの選択、リスク、日程の説明を受けてから署名します |
| 白内障手術 | 同日の場合あり | 検査結果によります。難しい場合は別の日に予定します |
| 術後の診察 | 執刀医が決めた日程 | 必要に応じて術後早期の診察を行います。帰国前には術後3日目の診察を必ず受けていただきます。その他の診察日程は執刀医が決めます |
| 帰国 | 最短で術後3日目の診察後 | 執刀医が回復を確認した場合のみ。1週間の滞在をおすすめします |
時間は目安です。正確な日程は検査後に決まります。
散瞳薬を使用した検査の後や手術の後は、一時的に視界がぼやけたり、まぶしく感じたりすることがあります。 ご自身で運転はせず、宿泊先まで安全に移動できる手段をご用意ください。

1回の渡航で両眼の手術を受けられますか?
目の状態によって異なり、検査の後に執刀医が判断します。 米国国立眼病研究所(NEI)は、両眼に手術が必要な場合、片眼ずつ別の時期に行い、通常は約1か月の間隔をあけると説明しています。
お問い合わせの際は、白内障と診断されているのが片眼か両眼か、何日滞在できるかをお知らせください。 航空券を予約する前に、もう片方の目の手術を次回の渡航時に行うほうがよいかどうかも含めて、現実的な計画をご相談いただけます。
韓国の白内障手術の費用は外国人の場合いくらですか?
当院では、単焦点眼内レンズを使用した白内障手術の料金を片眼₩1,500,000からご案内しており、その他のレンズの費用は検査後にお見積もりしています。
| 項目 | 料金(韓国ウォン) | 備考 |
|---|---|---|
| 眼科検査(検査のみの受診) | ₩80,000 | 手術前の精密検査 |
| 単焦点レンズの白内障手術 | 片眼₩1,500,000から | 最終料金は検査後に確定 |
| その他の眼内レンズ(焦点深度拡張型[EDOF]・多焦点・乱視矯正用[トーリック]など) | 検査後にお見積もり | 目に合うレンズによって異なります |
当院の診療費のみで、渡航費・宿泊費は含みません。お見積もりに何が含まれるか(検査、点眼薬、術後の診察など)はお問い合わせください。すべての料金は精密検査の後に確定します。
プレミアムレンズの料金は、当院で扱う14種類のうちどのレンズが目に合うかで変わるため、一つの金額を公開せず検査後にお見積もりしています。 レンズと料金の全体像は海外患者向けの白内障手術ページをご覧ください。
単焦点・焦点深度拡張型(EDOF)・多焦点、どのレンズを選べばよいですか?
20件の試験(登録2,230人)をまとめた2016年のコクランレビューでは、多焦点レンズと単焦点レンズの遠方視力には大きな差がないと考えられました(中等度の確実性)。 多焦点眼内レンズでは近くが見やすく眼鏡が必要になる頻度が下がる可能性がある一方、単焦点と比べてハロー(光の周囲に輪が見える症状)が報告される割合は約3.6倍(相対リスク3.58、中等度の確実性)、グレア(まぶしさ)もやや多く報告されました(低い確実性)。 このレビューは当時研究されたレンズについてのもので、すべての新しいレンズに当てはまるわけではありません。
当院ではアルコン、ジョンソン・エンド・ジョンソンなどの14種類のレンズを扱っており、Clareon PanOptix Pro(2026年4月に韓国で導入)、TECNIS Odyssey、TECNIS PureSee、TECNIS Synergy、TECNIS Eyhance、Clareon PanOptix、AcrySof IQ Vivity、PanOptix、FINEVISION、Vivinex、AT ELANAなどがあります。 手術にはAlcon Centurion Vision System、ZEISS OPMI Lumera手術顕微鏡などの機器を使用します。

適したレンズは白内障だけでなく、目全体の状態で決まります。 網膜や角膜の病気やドライアイがある場合、また眼鏡を使わずに生活したいという希望が強い場合でも、目の状態によっては多焦点眼内レンズが適さないことがあり、これは検査で評価します。
ソウルへ出発する前に何を準備すればよいですか?
いくつかの情報を事前に送っていただくと、ソウルでの初日がスムーズになります。
- 現在の眼鏡・コンタクトレンズの処方と、お手元にある最近の眼科検査結果
- レーシックなど過去の目の手術やレーザー治療の有無(眼内レンズの度数計算が変わります)
- 糖尿病や高血圧などの全身の病気
- 服用中のお薬の一覧(特に抗凝固薬・抗血小板薬など血液を固まりにくくする薬、前立腺や排尿に関する薬)。処方薬は自己判断で中止せず、変更が必要かどうかは執刀医と処方元の医師に確認してください
- コンタクトレンズを使用中の方:検査前にソフトレンズは5日、ハード(RGP)レンズは2週間、オルソケラトロジーレンズは4週間中止してください。これは当院がご案内している中止期間の目安で、角膜の状態によってはさらに長い中止期間や再検査が必要になることがあります
ご予約はオンライン予約フォーム、またはメール jin.eye.center@gmail.com で承ります。 海外から来院される方への案内は海外患者さま向けページにあります。
白内障手術のリスクと限界は何ですか?
白内障手術は一般的な手術ですが、手術であることに変わりはありません。 NEIによると、手術後に約10人中9人が見え方が良くなる一方、次のようなリスクがあります。
- 目の中の腫れ・出血・感染
- 視力の低下や物が二重に見えること
- 眼圧の異常な変化
- 網膜剥離
術後しばらくして、水晶体を包んでいた後嚢という膜が濁る「後発白内障(後嚢混濁)」が起こることがあり、手術の数週間〜数年後に現れることもあります。短時間のレーザー治療で対応します。 加齢黄斑変性、緑内障、糖尿病網膜症などほかの目の病気があると、視力の改善が限られることがあります。 EDOFや多焦点レンズの一部ではハローやグレアが出ることがあり、その起こりやすさはレンズの設計によって異なります。作業によっては眼鏡が必要な人もいます。 多くの場合、目が完全に落ち着くまでに約8週間かかるため、回復の一部は帰国後も続きます。
急な視力低下、痛みや充血の悪化、光がピカッと見える症状(光視症)、飛蚊症の急な増加、視野にカーテンがかかったような症状があれば、直ちに近くの眼科医の診察を受けてください。すぐに眼科を受診できない場合は救急外来を受診してください。 当院からのメールの返信を待たないでください。
帰国後はどうなりますか?
点眼薬は指示どおりに続け、執刀医が勧める経過観察を帰国後も地元の眼科で受けてください。 出発前に、帰国後に通える眼科の予約を取り、手術記録、使用した眼内レンズの製品名・度数、術後の注意事項、緊急時の連絡先を当院からお受け取りください。
眼鏡が必要な場合、最終的な度数は通常、目が回復してから決めます。 帰国後にご質問があれば、メールまたは電話でご連絡ください。
よくある質問
韓国で白内障手術を受けた後、何日滞在すればよいですか?
ソウルでの滞在は約1週間をおすすめします。最も早い帰国は通常、術後3日目の診察の後で、執刀医が経過良好と確認した場合に限られます。帰国の許可が出ても回復が終わったわけではないため、帰国後も経過観察が必要です。
検査と同じ日に白内障手術を受けられますか?
検査結果によっては可能です。検査は約1時間、相談は約1時間かかります。同日の手術が適さない場合は別の日に予定します。
外国人が韓国で白内障手術を受ける費用はいくらですか?
St. Mary’s Jin Eye Centerでは、単焦点レンズの白内障手術は片眼₩1,500,000から、検査のみの受診は₩80,000です。プレミアムレンズは検査後にお見積もりします。すべての料金は精密検査の後に確定します。
1回の渡航で両眼の手術を受けられますか?
検査の後に執刀医が判断します。米国国立眼病研究所は、通常は片眼ずつ約1か月の間隔をあけて行うと説明しています。航空券を予約する前に現実的な計画を相談できるよう、滞在できる日数をお知らせください。
検査の前にコンタクトレンズをやめる必要がありますか?
はい。コンタクトレンズは角膜の形を変えて測定に影響するため、検査前にソフトレンズは5日、ハード(RGP)レンズは2週間、オルソケラトロジーレンズは4週間中止してください。これは標準的な最短期間で、さらに長い期間が必要になることがあります。
帰国後に問題が起きたらどうすればよいですか?
急な視力低下、痛みや充血の悪化、光がピカッと見える症状(光視症)、飛蚊症の急な増加、視野にカーテンがかかったような症状があれば、直ちに近くの眼科医の診察を受け、すぐに受診できない場合は救急外来を受診してください。メールの返信を待たないでください。手術の内容がわかる資料を持参し、当院にもご連絡ください。
- 住所:ソウル市瑞草区江南大路337(337 Gangnam-daero, Seocho-gu, Seoul)1・4・5階、江南駅5番出口から徒歩約5分
- 診療時間:月〜金 09:00–18:00(昼休み 13:00–14:00)、土 09:00–15:00(韓国時間)。韓国の祝日は診療時間が異なる場合があるため、渡航前にご予約をご確認ください
- 電話:+82-2-577-7782 · メール:jin.eye.center@gmail.com
- 医師:Park JinHeung院長、Park Jae-hyun院長。いずれも眼科専門医でソウル聖母病院での教育・診療経験があり、網膜と前眼部をそれぞれ専門としています
- 実績:老眼・白内障手術21,000件以上、視力矯正手術14,000件以上、SCI論文70本以上(全医師の累計)
- 韓国政府の制度に基づき、外国人患者の受け入れ医療機関として登録
この記事は一般的な医学情報であり、個別の診断に代わるものではありません。手術が適しているか、どのレンズを使うか、いつ帰国の飛行機に乗れるかは、眼科専門医の診察結果に基づいて判断されます。すべての手術には副作用の可能性があります。
